2013年07月08日
よみがえりのレシピイベントれぽーと

6月24日に行ったよみがえりのレシピ連動イベント
「丁子屋400年の歴史を食す」のレポートです。
今回の企画はほんと、ご縁が繋げてくれたイベントでした。主催者とのご縁もそうですが、面白かったのが7名の参加者もみなさんどこかしらで繋がってたこと!みなさん和気あいあいと、そしてそのお陰で濃い内容となりました。
というのも、予定では当初予定していた歴史をお伝えする時間は30〜40分。
これが始まってみたら話が膨らんで結局2時間近く歴史や自然薯のことなどをお伝えさせていただきました。一般的によくお伝えしてる江戸時代の芭蕉さん、一九さん、広重さんの話から始まり、あまりお伝えしてこなかった江戸以降のこと。
明治になり、東海道本線ができた頃から街道としての丸子宿は衰退して行ったこと、戦後養子として嫁いだ祖父(12代目)が今の基盤をすべて作ってくれたこと、そして、バブル期を朝も夜も働き支え続けた13代目のこと。そして自分へと受け渡されたバトン。丁子屋の紡いできた歴史を改めて確認できました。
そしてとろろの背景をどっぷりと共有したあとはお待ちかねとろろすりおろし体験。ここでは自然薯の栽培、とろろという食べ方、自然薯本来の味わいを楽しみながら、みんなですり鉢を囲みとろろを作りました。
ここで、再確認したのが自然薯の魅力!味付けしないそのままの自然薯の美味しさ、甘さ、香りの良さを体感。逆に僕の方がみなさんから教えていただきました(^ ^)

結局すべて終わって解散したのが15時、長時間でしたがそれでもみなさん大変喜んでいただけました。
僕自身も楽しかったです。
今回の映画は一つのきっかけ。みんなで始める第一歩、そうした意味では今回参加させていただいたようなイベントは今後も定期的に開催したいなと思いました。次は自然薯生産者も参加してもらえるとまた違った内容になるなと思いました。
最後に、食に関わる飲食店関係者、農業関係者、そしてお客様がそれぞれの立場から食を発信し、体感し、共有することとなったこの一連のイベントはすごく素敵だなと思います。
食と農、命は直結しています。それが、元来農耕民族である日本人の心の真ん中にもう一度、どーんとおけるくらいに大切にできたらなと思います。そしてそのことを自分たち食に関わる者が理解し、発信することの意味と、美味さを通してお伝えしなければならない役割があるんじゃないかと思いました。
そんなことを強く感じました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。そして、この話をいただいたご縁に感謝します!!
Posted by へいきっちゃん at 17:40│Comments(0)
│丁子屋と歴史