2014年09月13日

伝統文化の継承

この9月から社内研修の一環としてお花教室を始めました。
そのきっかけとなったのが先日いってきたポーランドでの出来事。



伝統文化の継承
~ポーランドでの恥ずかしい体験~
日本の伝統的な食文化であるとろろ汁を振舞うために行ってきたポーランド。とろろ自体は喜んでいただけたのですが、実はとても恥ずかしい経験をしてきました。


それは文化を発信しているつもりが、まったく日本の文化を知らなかったこと。


どういうことかというと、あちらで裏千家流のお茶をいただく機会があったのですが、きっちりとした所作で振舞ったくれた現地の方に対し
日本人である自分は全く何の作法的な受け方ができなかったんです。

ものすごく恥ずかしい思いをしました。


と。

それがきっかけで社内での教室を始めました(^^)

それこそかつては「花嫁修業」と呼ばれるように当たり前にその文化に触れていたはず。ところが今ではご年配の方はまだしも
自分たち30~40代の人間ですらあまりその世界で認められているはずの日本の文化には触れていない。ましてやそれよりももっと若い世代はさらにです。もったいないなと思いました。


海外の方は自分の国のことをすごく好きな方、誇りに思う方が多いと個人的には感じます。
少し話せばこんな歴史があって、こんな自然や文化があってと誇らしげに語ってくれるイメージがあります。

では自分はどうか。
かっこよく日本の文化を学んでいる外人に対して何もできなかった。しかも丁子屋という立ち位置ならせめて少しくらい体現したいなと思いました。

それに、研修として考えるとマニュアル的な接客マナーやスキルよりも自分と向き合い内面を磨くこと、それを今度は仕事を通してお客様に表現できたら面白いだろうなと思いました。社内でそんなことが習慣化すれば少なくともここだけでも次に残せて行けるななんて思いました。


で、最終的には「いい花嫁さんを探すなら丁子屋に行きな!」

くらいになればいいな~なんて(笑)

ということで


伝統文化の継承
550年に及ぶお花の歴史を先生から教わります。
全面的に協力してくれたのは池坊流、静岡桂香会支所所属の池ヶ谷先生。もう40年近くもお世話になってます。


伝統文化の継承
厨房のみんなも


伝統文化の継承
もちろん社長も参加。

伝統文化の継承
女性も真剣。自分自身と向き合ってます。

伝統文化の継承

伝統文化の継承
これは手直しを受けた後。
手直し前の写真は撮り忘れちゃいました。

みんな楽しんでくれました。
明日から今までと違った視点で見れたら最高です。




タグ :丁子屋


Posted by へいきっちゃん at 20:06│Comments(1)
この記事へのコメント
へいきっちゃん、ご無沙汰しています。
お元気ですか?(笑)
昨日?一昨日?のテレビ、観ましたよ。
12代目、13代目、14代目の3ショットが貴重でしたね。
へいきっちゃんもたくさん話していましたね(笑)

お花教室、いいですね。
私も池の坊を習っていますよ。
お花のことだけを考えて向き合うと心が落ち着きますよね。
Posted by じゃすみんじゃすみん at 2014年10月02日 13:41
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